プリスクールってどう?メリット/デメリットと日本の幼稚園との比較

プリスクールってどう?メリット/デメリットと日本の幼稚園との比較

昨今では様々なスタイルのインターナショナル系プリスクールがあり、選択の幅も広がっています。日本の幼稚園に通わせるか、プリスクールに通わせるのか、を迷っているご両親もいるかもしれません。

インターナショナルスクール系のプリスクールに3人の子供を通わせた筆者が、自身の経験から感じた”プリスクールに入園するメリット、デメリット”と”プリスクールと日本の幼稚園の違い”をご紹介します。

プリスクールに通ってよかったと感じたメリット4つ

プリスクールに子供を通わせて「これはよかった!」とメリットと感じたことは4つあります。

1.幼年期でありながら国際感覚が身に付く

プリスクールに入ることで、子供は自然にどんどんと、国際感覚を身に付けて行きます。国際感覚は以下のようなことを通して身についていきました。

外国の食生活や文化の違いを柔軟に受け入れる

プリスクールの給食メニューには、多国籍メニューも次々と登場します。ヨーロッパ各国の食事はもちろん、アフリカや中東の料理がメニューにのり、親が食べてみたいと思うこともしばしば。民族音楽に合わせ、異国の民族衣装を身に着けてのパフォーマンスの発表会等もあります。子供達はそれを楽しみに、何の違和感もなく好奇心たっぷりに体験します。

英語以外の言葉にも興味をもったり、自然と使ってみたりするようになる

ある日突然、英語ではなくスペイン語やアラビア語で、覚えなくてもいいような単語を覚えて帰ってきたことがありました。”どろぼー”という言葉でしたが、思わず使っていたおもちゃをお友達に取られた時か何かに、思わず発してしまった母国語だったのでしょう。お友達から数字の数え方などを教わり、自慢げに発表してくれたこともありました。世の中には日本語、英語以外にも実に様々な言葉に満ち溢れている、という新発見は、その後の語学に親しみを感じる大きな一歩となります。

”外国”というものに興味をもつようになる

家の中に貼ってある世界地図をみては、「ここは~ちゃんがいたところ」「~くんがこれから行くところ」「~先生のお母さんが住んでいるところ」と意識して探したりもするようになりました。テレビを漠然とみていても、耳にしたことのある都市名や国名が出てくると反応したりします。「これはどこ?」「何語を話すの?」「どんな人たちがいるの?」と聞いてきたりします。年少さんの学年では難しいかもしれませんが、年長さんごろになると日常生活の中で触れ合う「外国」がとても身近なものとなります。

見た目や英語のアクセントでお友達を選別せず、違いを受け入れる

日本語にも方言があるように、英語を話すお友達にもアクセントがあったり、地域によって話すスタイルが違うことに気が付きます。その違いに動じることなく、受け入れて真似してみたりを繰り返していきます。同じ英語を話していても、容姿が違うことにも気が付きますが、「~人だから~そうなイメージがある」という固定観念がついていないので、相手のキャラクターやパーソナリティーで自分と相性が合うかどうかを、自分なりに判断していきます。

プリスクールメリット(2)

2.コミュニケーション能力が高くなる

小学校に入学する以前でありながら、プリスクールでは自己表現法を鍛える機会が多くあります。

相手に伝わりやすく話す方法が身につく

アイコンタクトや話す音量のボリューム、英語ならではの腹式呼吸の発音練習などを通して、クリアに話すスキルやコツをつかむようになります。

相手の注意をひきつけ自分の意見を伝える方法が身につく

ただでさえ自己主張の強い2歳~5歳の児童たちが、英語で自己主張をし合うというプリスクールの生活環境。「自分、自分!」という方法以外で、相手の注意をひきつける方法を見つけ出そうとする姿勢がつきます。ただニッコリしてうなずいたりせず、身振り手振りをつけて会話をする様子が増えました。上半身を大きく使って話したりする様子も、日本語で話している時と全く違った雰囲気です。ボディーランゲージも自然と身に付いていきます。

英語ならではのディベートに近いコミュニケーションスタイルが身につく

こんな意見は間違っているかも、恥ずかしいかも、という概念は消され、子供なりに自由に話し合いをしていました。どんなに細かいことを1人が長々と話していても、全員が聞き入れるというスタイルがプリスクールの中にあります。先生も園児をリスペクトしています。「今はその話題ではないよ」と軌道修正せずに、子供達の話し合いがどの方向に行くか放置して見守る、というシーンも見受けられました。子供達が英語でディベートしている感覚です。

プリスクールメリット(1)

3.バイリンガルキッズへのスタートラインに立てる

初日は泣き叫んだり、様々な違った雰囲気のお子さんや親御さんを目のあたりにし、圧倒されたりあっけにとられたり・・・と大騒ぎですが、時間と共に子供は確実に、外国語を習得していきます。

自然と英語が口から出てくる

「先生が日本語で話してくれなくても、もうどうでもいい!」という気持ちになり、生き残りをかけて!(おもちゃをゲットするため、一緒に遊びたい子を誘うため、遊具の順番を確保するため・・等々)英語で話すようになります。文字からではなく耳から英語です。歌も習うため、長いフレーズも言えるようになってきます。

最初は単語だけだった会話が、センテンスとなっていく

プリスクールでは「英語を学習している」というより「生活をしている」わけで、Thank you, Please, I ‘m sorry. とコミュニケーションに必要な日常会話の短い文章が、どんどん言えるようになります。日本語で考えてから英語で話すのではなく、気持ちがすぐに言葉になるのでリアクションが速くなります。

発音がメキメキと上達する

日本人の親では教えてあげられない発音を、会話を通してお友達と先生から学んできます。アルファベット読み方から始まり、曜日や数字、動物や食べ物の単語を覚えて行きますが、非ネイティブに対して丁寧に指導してくださるので安心できます。

英語の読み書きが出来るようになる(本との触れあいなど)

幼稚園でも読書コンクールのようなイベントがあり、グループでゲーム形式で読解力を競い合ったりします。日本では中学、高校で英語の長文読解が苦手になってしまうことが多々ありますが、英語の本に積極的に触れることで、英語の本が苦痛ではなくなります。のちのち、気軽に英語の本を手に取ることができるようになります。

4.保護者として柔軟な発想で園生活を見守り、楽しむことが出来る

日本の教育では当たり前と考えられていることも、プリスクールでは当たり前に実施されないこともしばしば。プリスクールでは自分自身が親として子供から学ぶことも多く、共に成長していけます。

年間登園日カレンダーはあるが、遠足や小さな行事は急に決まることもある

急にカフェテリアの調理室でお菓子作りをしたり、アフリカの民族楽器の演奏者が来て音楽鑑賞会が行われたり。サプライズイベントも柔軟に取り入れられます。10日後に美術展に絵画鑑賞遠足に行く、と保護者に連絡が入り、予定の調整などに慌てることもありました。

ルールが柔軟、そして自分で判断しなければならないことが多い

衣服や靴の種類、名前の記入場所など、ルールが細かく決まっている日本の幼稚園に対し、プリスクールではルールが大変柔軟です。華美な髪飾りや脱着に時間のかかるロングブーツなどは禁止、といったルールはありますが、子供達の服装は実に自由で個性が溢れています。持参するカバン等もある程度の規定はありますが、適切かどうかは自己判断に委ねられます。

遠足やお泊りキャンプも自由でリラックスした場。アルコールがあることも

アレルギー対応メニューありの、飲み物、デザートつきのお弁当をプリスクールが用意してくれます。同伴の保護者は自分のお弁当の用意をするだけ。とてもリラックスできます。子供達もお弁当の内容を比較し合ったりがなく、ママ達も準備などの負担がなく気楽です。園のお祭りではアルコールの販売も行われ、家族同士がワイン片手にお喋りを楽しむ光景もみられます。

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プリスクールに通って大変だったと感じたデメリット2つ

国際感覚、語学などの点でメリットと感じることも多いプリスクールですが、逆に”これは苦労した”とデメリットと感じたことをとりあげてみます。

1.日本の風習をプリスクールで身に付けることがほぼ不可能

日中は外国で生活している、といっても過言ではありません。お辞儀よりも、ハグや頬と頬を寄せ合って挨拶をする光景を見ることが多い、といったイメージです。

日本の文化がベースになっていない環境で、約半日を過ごす

いただきます、ごちそうさまでした、おねがいします、ありがとうございます、といった基本の挨拶などを学ぶチャンスが非常に少なく、発音がおかしくなってしまうこともあります。お休みの期間も日本の幼稚園と違うので、地元や近隣のお友達と遊べないこともあります。

日本の童謡、昔遊び、季節の行事に触れることが少ない

日本人の保護者が自宅でサポート出来ることかもしれませんが、プリスクールでこれらのことに触れる時間は少ない、と思ってよいでしょう。日本の遊びに触れたり、日本語教師が読み聞かせや歌の指導をしたりする時間もありますが、時間割上、枠数が少なく残念に感じることもありました。

プリスクールデメリット(2)

2.日本語がおろそかになるので、家庭でのサポートが必須

母国語を習得する大切な時期に英語で生活をするので、日本語がおろそかになるのは必然です。園内でお友達と遊ぶときは日本語は禁止、という時期もありました。

ふとした時に思わず口から出る言葉が、日本語より英語になるという状況が増えてきますので、日本語を話すことが面倒になる可能性も出てきます。

日本語習得の問題と向き合うために、筆者が工夫した点などもあわせてご紹介します。

数の数え方、曜日、動物の名前、家族の名称など基本的なことが日本語で言えなくなる

これを回避するためには、親のサポートがとても重要です。筆者は、お風呂の中などで日本語単語クイズをしていました。「monkey を日本語で? Monday は日本語で?」と次々と聞いていきます。既に英語がインプットされている子供にとっては一仕事です。

帰宅後も日本語で話さなくなってしまう

兄弟でプリスクールに通うと、帰宅後も英語で話すほうが楽に感じてしまうケースがあります。日本語を使うことが面倒になってしまうこともあるので、保護者がクリアな日本語で会話を進めることを意識するとバランスが取れます。

日本語の絵本など読みたくない、と言い出すこともある

これは大変な問題でした。日本語が読めなくなってしまったら、大人になった時に海外での就職の際などに、もったいないことになります。日本語が出来てこそのバイリンガルです。とにかく日本語での読み聞かせをしたり、本を活用することにより、嫌いにならないようにサポートすることが大切です。

プリスクールデメリット

日本の幼稚園とプリスクールの違いについて

プリスクールの様子は、個人的な印象としては日本の幼稚園よりもずっと「学校っぽい」というものです。

先生は子供達を個人として尊重し、園児は先生をリスペクトして、お勉強や様々な活動を通して教師と生徒の関係を構築していく雰囲気が強く感じられます。

あくまでもイメージですが、日本の幼稚園の先生が子供達にゆっくりと高いトーンの声で、赤ちゃんに話しかけるようなふんわりとした居場所ではありません。プリスクールの先生たちは学生に語りかけているような様子で、既に確立された子供社会で、先生と生徒の関係を作り上げていきます。

英語に関してはプリスクールでの生活に任せ、日本語に関しては家庭で責任をもってサポートしていくことが重要です。園外で習い事や塾に通いながら、日本語もおろそかにならないようにしているご家庭もありました。もちろん家庭内のみでも、意識していればしっかりとサポートしていけることです。

3年間のプリスクール生活が終わったときに、日本の小学校に行くのか、インターの教育を継続していくのか、迷ってしまったとしても、日本語と英語をバランスよく習得していれば選択枠も広がり、子供も語学が負担にならず他の教科にも集中して取り組めるでしょう。プリスクール後の小学校選びに際しては、お子さんの将来のために何がベストかを考えることが大切です。

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