インターの保護者ボランティアやPTA活動で知っておきたい英語20選

インターの保護者ボランティアやPTA活動で知っておきたい英語20選

インターナショナルスクールでは、イベント毎に保護者ボランティアの募集が頻繁にあります。保護者ボランティアに参加すれば、他の保護者の方や先生と顔見知りになり、情報交換などもできますので、学校から送られてくるボランティア募集メールには必ず目を通し、参加できそうなものがあれば積極的に参加してみましょう。

このコラムでは、ボランティアやPTA活動に参加した際に円滑なコミュニケーションができるよう、知っておきたい英語フレーズや、インターナショナルスクールでの保護者ボランティア・PTAに関する豆知識をご紹介します。

また、PTAに近い組織である「Family Association」では、保護者が意見を言ったり意見交換をする場が定期的に設けられます。

インター/プリ/現地校ママのための英会話

保護者ボランティア応募時に知っておきたい英語と豆知識

学校からはこんなボランティア募集メールが届きます

We need volunteers (around 10 parents) to organize on race day.
Please fill out the online survey before 12th of December.

(徒競走大会の日にお手伝いしていただける保護者の方を10名ほど必要としています。12月12日までにオンライ調査表に記入をお願いします。)

fill out:記入する

fill in は、氏名や住所といった指定された空欄を埋めるニュアンス。
fill out は、調査表を全て書き込んでください、というニュアンスになります。

organize:組織する、編成する、まとめる

組織する、編成する、まとめる、といった意味ですが、学校でのお手伝いは担当部署をあてがわれつつ、全般における「雑用」を任されます。

online survey:オンラインによる調査

紙媒体ではなくオンラインによる調査。たいていの場合、この例のように「どの行事に何名ほどのボランティアが必要か」「お手伝いの可能な保護者は~日までに返事をください」といった内容でメールが送られてきます。調査では、何時から何時の枠が可能か、自家用車で来校するか、子供の学年などの詳細を入力します。

a day out:日中に出かける遠足

1日の小旅行、日中に出かける遠足です。幼稚園の遠足では、付き添いの保護者が1クラスにつき2~5名ほど、小学校になると1~4名ほど必要になり、保護者への声掛けがあります。もちろん日本国内での遠足となるわけですので、見学先の施設担当者の方と先生の間で通訳をすることがあり、バイリンガルの保護者が求められます。

遠足付き添いボランティア募集メールの例
遠足付き添いボランティア募集メールの例

before 日付:日付までに

締切日です。deadline=締め切り、という単語が使われていることもあります。
「DEAD LINE 17th OCT, 12:00pm /2020 」と書かれていたら、10月17日午後12時までにお返事をお願いします、ということです。

time table:時間割

イベント当日の時間割です。募集時のメールで時間割が空欄できますので、自分が出来る時間帯に名前を書き込み、参加申し込み終了です。クラスにもよりますが、30分単位で交代、1~2時間単位で交代の場合もあります。

stand:売店、屋台

学校のお祭りで各クラスごとにstand(スタンド)が出されます。stand は立つ、という動詞ですが、イベント時には「売店、屋台」という意味で使われます。

standのお手伝いボランティア体験談

インターナショナルスクールの多くは、学年度末の6月週末に学校祭が行われます。幼稚園生から高校生までの全校生が、様々なイベントに参加します。バレエの発表会、サッカーの試合、ファッションショー、バンド演奏・・・。

チャリティー募金をした人たちは、商品が当たりますのでその当選番号もこの日に発表されます。
保護者はワインやシャンパンも購入可能ですので、久しぶりに顔を合わせた親御さんたちは、飲み物片手に話に花が咲きます。

入口で現金を切符に交換し(1000円で1枚、1ポイント100円で10ポイント分)、その切符にスタンプを押してもらいながら、子供たちはスタンドを回ってゲームをします。

各クラスのボランティアの保護者が、割り当てられた時間にスタンドで当番制で店番をします。お客さん(在校生及びに保護者)は日本語をほぼ話しませんので、英語でしっかりと対応しなければなりません。ゲームのルール説明や賞品を渡したり、きちんと列に並んで順番を待つように促したり、といった仕事があります。

他の外国人のママやパパ達と一緒にお仕事をしますので、会話力もアップする絶好の機会です。stand のお手伝い募集が来ましたら是非参加してみてください。

イベントのボランティア時に知っておきたい英語フレーズと豆知識

I’m ~~~(自分のファーストネーム)/I’m (子供の名前)’s mother. Nice to meet you.

初めて会うママでしたら、自分が誰のママなのかを伝えて挨拶すると、スムースに引き継ぎができます。

相手のママ(パパ)も自己紹介してくれますが、相手の名前を聞き取れたらリピートして確認します。よくわからなかったり聞き取れなかったりしたら、最初の段階できっちりと確認します。売店やゲームコーナーの仕事は1~2時間ほどの共同作業ですので、名前がわからなければ大賑わいの子供たちにまみれて、必要な時に呼んでもふりむいてもらえません。

How can I call you ?/How do I pronounce your name?

「あなたのことを何と呼べばよいかしら?」
「あなたのお名前はどう発音すればよいのですか?」

発音の仕方がわからなかったりしたら気にせずしっかりと確認しておきましょう。ほとんどのママは優しく答えてくれます。ニックネームや、ミセス+名字で呼んでね、と言われることもあります。名前で呼び合うことで話が弾み、その後の数時間をスムーズにチームワークよく仕事ができます。

It’s your turn./It’s my turn.

「あなたの番です。/私の番です。」

ボランティアでお手伝いをしていると、のんびりとおしゃべりしている外国人ママなどは、時間になってもスタンドに現れずお仕事の時間がずれこんでしまうことがよくあります。自分の順番が終わったら、「あなたの番ですよ。よろしくね。」という意味もこめて、「It’s your turn. 」自分の番になったら、「It’s my turn. 」とはっきりと役割交代の旨を伝えましょう。

Ok. I will do that!(*^_^*)

「わかりました。私がやりますね!(スマイル付きがベター!)」

ボランティア時は、当初振り分けられたお仕事以外にも、先生から様々なお願いをされます。

例えば「徒競走のゴールで順位を確認する係ね」と言われても、実際始めてみると、コートを脱がせてクラスごとにまとめておく仕事、お手洗いに行きたい子供をまとめて引率する仕事など、先生からのお願い事が次々と発生します。行事が行われている時間帯は全般的にサポートすることとなります。先生からの頼まれごとには、ちょっとした英語でのひとこと、ふたことの返しがとても重要な役割を果たします。先生からのお願い内容を理解したら、「Ok. I will do that. (*^_^*)」と先生に言ってみましょう。

You are in charge of this group.

遠足や社会見学の付き添いの際、先生から小グループの引率を任されるときにこのフレーズを言われます。「あなたが責任者です。あなたがこのグループを担当してください。」と明確に任務を任されます。英語に自信がなくとも子供たちの安全のために注意すべきことはしっかりと注意する。自分の単語力を総動員して、先生になったつもりで子供たちとコミュニケーションしてみてください。

水族館遠足の引率ボランティア体験談

水族館に行った時には思わず冷や汗が出たことがありました。私の担当したグループはまさに、melting pot of cultures !印象としては、

アフリカ系のキッズはやんちゃ
アラブ系のキッズは好奇心旺盛
ラテン系のキッズは自由気まま
日本人とのミックスキッズは過度の几帳面でガチガチ・・
100%日本人キッズは私のサブとなってみんなを注意することばかりで遠足を楽しめない・・

といった感じです。
イルカショーをいつまでも見ながらダンスをしている子もいれば、目を離したすきにお土産やさんで買い物を始める子も。「触るだけよ!」と伝えているのに、小魚を握りしめて持ち上げてみたりしている子・・

英語でまくしたてている自分の姿に、他のグループのママが「がんばれー!」とウインクしてくれたことを覚えています。最後には担任の先生から、「Thank you so much ! 」と労いの言葉を頂けました。in charge(責任者) になった時はしっかりと責務を果たしましょう。

水族館への遠足付き添いボランティア

遠足引率時に子供たちへの声かけに知っておきたい英語フレーズ

Stay together.

「一緒にいてね。(バラバラにならないでね、というニュアンス)」
それでもバラバラになり始めたら、Stay together, please. とplease をつけます。お願いだから・・お願いしてるでしょ・・と少し強めに言います。

Be nice.

「いい子でいようね。お行儀良くしようね。」という意味合いで使います。バスを降りて美術館など施設に入る前に、一言声掛けしておきます。nice のかわりに、good や polite も使えます。

Is everyone here?

「みんなここにいますか?」と集合時に声をかけるときの一言です。水族館などでは、館内を移動するたびに確認することになります。「~~is not here. 」と言われたら、誰かがいませんので捜索開始です。たいていはお気に入りの生き物の前に居座っているか、他のグループに紛れ込んでいたりします。子供達から「Yes ! 」と答えがあったら、皆で一緒に次の場所へ移動します。

You don’t have to run.

「走る必要はないですよ。(=走らなくても大丈夫ですよ)」
Don’t run ! と言うと「走っちゃダメ!」となり、余計に焦る子供がいます。走らなくても動物やお魚はそこにいてくれるから、必ず見られますよ、と安心感を与えてみてください。命令文を使うよりも効果的な場合があります。

遠足での子供への声かけ英語

インターナショナルスクールのPTA活動で知っておきたい英語フレーズ

1年を通して生徒・家族の入れ替わりが激しいインターナショナルスクール。様々な言語・文化背景を持つ生徒・家族がそれぞれに充実した学校生活を送れるよう、インターナショナルスクールにはPTAに似た組織として保護者ボランティアで運営される「Family Association(家族会)」があります。

Family Associationは、保護者同士の対話の場、保護者と先生の対話の場として、様々な会合やディスカッションの場を設けてくれます。PTAの活動に関して知っておきたい英語フレーズをご紹介します。

Family Associationからはこのようなメールが来ます

Dear Sir or Madame,

Next week, you will receive an anonymous questionnaire as part of the rewriting of the school project that defines the main priorities of our action for three years.The aim is to know your point of view on the school. The more answers we will receive, the more these answers will help us to define the priorities of this project, and to improve the functioning of the school.

Another questionnaire will be sent to secondary students, and another one will be sent to staff members.

Thank you in advance for your participation.

Best regards

anonymous questionnaire:匿名でのアンケート

anonymous は匿名の、questionnaire はアンケートです。学校側から保護者に対してアンケートに答えて欲しい、と要請がある時に使われます。聞き慣れない単語ですが覚えておくと便利です。匿名であれば気負いなく様々な意見を学校に投げかけることができます。過去に遡ってみると、

*カフェテリアで提供される食事の内容に関して
*クリスマス休暇の日数を変動させる案件
*多言語セクション新設にあたっての事案

といった議題に関して、アンケート調査が行われました。

minutes:議事録

minutes は、「~分」という意味ですが、別の用法もあります。議事録/会議録という意味です。

「Minutes of the Extraordinary Primary School Council held on June, 15 2020.」という案内は、2020年6月15日に開かれた臨時(extraordinary)小学校審議会(Primary School Council)の議事録(minutes)のことです。ミニッツが来たら、議論された内容の詳細も確認することができます。何度も目にするうちに、自然と意味も身に付いていきます。

submit:提出

メールで送られてきたボランティア募集やアンケートで、子供のクラスや名前、自分の連絡先を打ち込んだ後に「submit(提出)」をクリックすると学校側に内容が送られます。

Your opinion matters !:あなたの意見が重要です!

あなた方の意見ではなく、「あなたの」意見です。1人1人、個々の意見ということですね。日本の学校では、ほぼ学校の規則や授業方針、様々な決め事は学校からの通達どおりに進められていきますが、インターでは保護者の意見はいつも求められており、どんな些細な個人的なことでも、まずは耳を傾けてくれます。あなたの意見を聞かせてください!というこの一言は、family association から何かお知らせがあるごとに頻繁に記載されています。疑問や納得のいかないことは、学校に率直に伝えましょう!というメッセージが込められています。

インターのPTAや保護者ボランティアで知っておきたい英語まとめ

インターナショナルスクールPTAやボランティアで使う英語で、よく使われている単語の意味を正確に理解しておく必要があります。そして実際の活動での会話中に使われているセンテンスやちょっとした一言は、機会がある事に口に出して繰り返すことにより、親しみやすくなっていきます。

英語が母国語ではないいママ友との英会話では、自分の英語が意外と上手だったりすることに気が付き、ほんの少し嬉しい気持ちになります。母国語でなくとも、まずは伝えようとする熱意を持って使いこなされる英語力に圧倒されることもあります。まずは、自信をもつことが大事!シンプルな単語を使って、自信を持って会話を始めてみましょう。

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